リスティング広告ではビッグワードからスモールワードまで多くのキーワードを作成する場合があります。その数は数百から数千にもなることもあり、その場合には手作業でキーワードリストを作成するのが難しくなります。そこでエクセル(Excel)のマクロ(VBA)を利用して、効率的に入稿するキーワードリストを一括で作成する方法を紹介したいと思います。
マクロ(VBA)について
VBAというのはエクセルで作業を自動化するためのプログラミング言語です。プログラミングと聞くと難しいイメージはありますが、エクセルで操作できるので初心者には親しみやすい言語になっています。
開発環境
マクロを利用するためには、まずエクセルを開いて、『ファイル>オプション>リボンのユーザー設定』 から「開発」というチェックボックスにチェックを入れます。すると「開発」というタブが表示されます。
開発タブからVisual Basicボタンをクリックすると開発画面になります。sheet1などをダブルクリックするとプログラミングを記入する画面が表示されます。
拡張子を変更
また通常のエクセル拡張子(.xls .xlsx)ではなく、(.xlsm)になります。これはマクロ機能が有効なファイルになります。
コードサンプル
次にコードサンプルを紹介します。今回はメインキーワードとサブキーワードを一覧にして、該当箇所に貼り付ければキーワードリストが出来るようになっています。コードはそのまま利用して問題ありません。何が書いてあるか分からなくても、コピペで動くと思いますので、ぜひ試してみてください。
————————–
Sub Create_Keywords_List()
main = Cells(Rows.Count, 2).End(xlUp).Row
sub = Cells(Rows.Count, 3).End(xlUp).Row
Count = 2
For a = 2 To main
For b = 2 To sub
Cells(Count, 6).Value = Cells(b, 2) & ” ” & Cells(a, 3)
Count = Count + 1
Next b
Next a
End Sub
————————–
解説
- コードの1行目はマクロの名前を入力(Create_Keywords_List)
- mainは2列目のデータのある行数を取得します。
- subは3列目のデータのある行数を取得します。
- Forは繰り返し処理で、上記ではaは2から始まりmain回で終了します。
- bも2から始まりsub回まで繰り返します。
- Cells(○, ×).Valueは、○行目の×列目に値を入力します。
- Cells(○, ×)は○行目の×列目に値を取得します。
2列目の2行目からメインとなるキーワードリストを入力して、3列目の2行目からサブとなるキーワードを入力しておき、マクロを動かすと6列目にキーワードリストが表示されます。
※列は縦軸(A、B、C・・・)、行は横軸(1、2、3・・・)。2列目の2行目は2Bのことです。
まとめ
ウェブサービスで掛け合わせツールを提供しているものもありますが、手元にあるほうが都度アクセスする必要がなくて便利です。プログラミングに慣れるには、まず始めてみることが一番です。この機会にマクロに触れてみてはいかがでしょうか?
リスティング広告の運用代行いたします。
リスティング広告でお困りではないですか?以下のようなお悩みがございましたら、当サイトよりお問い合わせください。
- インターネットで集客したい
- リスティング広告を試してみたい
- 成果が出なくて困っている
- 代理店に不満がある
- 運用・管理に時間が掛かる
- ウェブサイト分析をしたい
- 競合の状況を知りたい
無料コンサルティング実施中!あなたのアカウントを分析して、改善提案をさせていただきます。是非お問い合わせください。