リスティング広告のキーワードにはマッチタイプがあります。部分一致、フレーズ一致、完全一致、絞り込み部分一致の4種類です。それぞれを有効に活用することで効果的な運用が可能になりますが、Google AdwordsやYahoo!プロモーション広告の仕様変更によって、表示される検索クエリのパターンが変わってきています。
2017年11月14日にYahoo!プロモーション広告の仕様変更のお知らせがあったので、今回は間違えやすい完全一致で表示される検索クエリのパターンについて紹介したいと思います。
<参考>
スポンサードサーチ キーワードのマッチタイプ「完全一致」の類似パターン追加について – 2017年11月14日
完全一致で表示される検索クエリ
Google Adwordsでは完全一致で表示されるパターンには下記があると記載されています。
- 誤字脱字
- 単数形や複数形
- 語形の変化
- 略語
- アクセント付き記号の有無
- 意味が同じで語順が異なる語句
- 機能語の有無
ひとつずつ解説して行きます。
誤字脱字
ユーザーが検索する際に入力ミスや変換ミスがあった場合、意味が同じであれば広告の表示がされます。漢字・ひらがな・カタカナの表記違いなども同様です。
「リスティング」というキーワードを登録しておくと、「りすてぃんぐ」「李スティング」などでも広告が表示されます。
単数形や複数形
英語には複数形と単数形がありますが、日本語にはありませんので、この項目は日本では該当しません。
語形の変化
こちらも英語特有の項目なので、日本では該当しないと考えられます。
略語
「リターゲティング」というキーワードを登録しておくと「リタゲ」という検索クエリでも表示されるということになります。
アクセント付き記号の有無
「Yahoo プロモーション広告」というキーワードでは「Yahoo!プロモーション広告」という検索クエリでも表示されるということになります。
意味が同じで語順が異なる語句
2017年11月14日のYahoo!プロモーションのお知らせで仕様変更になる項目は「語順の違い」と「機能語の有無」です。
今回の変更により「リスティング 代理店」というキーワードを登録している場合には「代理店 リスティング」でも広告が表示されるようになります。
機能語の有無
機能語は助詞や接続詞のことを指しています。つまり「の」や「しかし」などの言葉はキーワードとして登録しなくても、完全一致であれば問題なく表示されます。
具体例としては、「リスティング 代理店」という登録キーワードに対して、「リスティングの代理店」という検索クエリであれば広告表示されます。
実際に検索してみると・・・?
検索クエリレポートを見てみると既に適用は始まっています。完全一致で入稿されているキーワードがあれば、インプレッション数が増加しているのではないでしょうか?
Google AdwordsとYahoo!スポンサードサーチの違い
Google Adwordsの仕様変更に伴って、Yahoo!スポンサードサーチも変更されるので、Yahoo!スポンサードサーチの方が少し遅れて対応する形になりますが、大きな違いはないといえるでしょう。
まとめ
完全一致のパターンは徐々に増加していて、インプレッション数も増加傾向にあります。同じ意味のキーワードであれば、検索ユーザーの意図は同じですので、CTRやCVRに大きな差が見られることはないでしょう。運用者側としては入稿する手間が省けるので、若干でありますが楽になっています。
ただし本当に表示させたいキーワードで表示されているかどうかはチェックが必要です。随時、検索クエリレポートで確認してみるようにしましょう。
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