リスティング広告の運用を広告代理店に外部委託するメリットは？

2017.10.5

リスティング広告の運用は『誰でも』行うことができます。簡単な流れとしては①アカウントを作成して、②キャンペーン・広告グループ・広告文・キーワードを登録して、③支払いにクレジットカードを登録するだけです。Google AdwordsやYahoo!プロモーション広告では多くのリソースを割くことができない中小企業のために管理画面などを見やすく操作できるように開発しているといっても過言ではないでしょう。リスティング広告は誰もが今すぐにでもできるインターネット広告ということになります。

事実、自社内で運用を完結している企業は多くあります。中には代理店顔負けの運用をしている企業もあるでしょう。自社のビジネスなので、それだけ真剣に取り組むことができますし、費用対効果や予算の使い方について、よりシビアに考える事ができるからです。

ですが、代理店に任せることでも様々なメリットがあります。今回はリスティング広告を代理店に任せるメリットについて考えたいと思います。

ウェブマーケティングのノウハウを学べる

リスティング広告で成果を出すためには、それなりのノウハウが必要です。品質スコアを改善したり、マッチタイプの効果を検証したり、アカウント構造を見直したり、といったことはある程度の知識が必要になるでしょう。リスティング広告の代理店は専門家ですので、それらのことを一挙に任せることができます。

それだけに留まることなく、ウェブマーケティング全体のノウハウを学べるということも大きなメリットになります。

リスティング広告の代理店はリスティング以外にもノウハウが豊富に蓄積されているはずです。リスティング広告と密接に関係するランディングページ制作をパッケージにしている代理店もあります。あるいはGoogle Analyticsを使ってのウェブサイト解析や動画広告・SEO対策などのソリューションを提供していることもあります。

煩雑な業務を簡略化できる

リスティング広告の運用業務は戦略策定、原稿作成、入稿、分析、予算管理などがあり多くの工数が掛かります。もちろん時間を掛けなくても広告自体は可能ですが、成果を出すためにはある程度は覚悟しなくてはならないでしょう。この点、代理店に任せることができればスピードにおいても作業の正確性においても大きなメリットがありそうです。代理店では日頃から効率化を考えているわけですから、始めたばかりの自社運用とは差があるのは間違いありません。

競合他社・マーケットを調査できる

自社で運用しているとどうしても内向きな思考になってしまいがちですが、常に視野を広く持っておくことも必要です。広告代理店は多くの広告主の状況を把握しているので、それを運用に活かすことができるでしょう。もちろん具体的な社名まで公開することはないと思いますが、それでも自社内では知ることのできない非常に有益な情報になります。

たとえば競合がどのようなキーワードで出稿しているのか、成果を出しているかなどです。（その代理店で運用していれば。）また、ランディングページのCVRを参考に目標に対していくらで入札していけばいいのかが分かります。

またWeb業界はテクノロジーの進歩が激しいので、新しいサービスや機能が絶えず生まれています。それらの情報をいち早くキャッチアップして紹介してくれる、効果の高いものを導入してくれるというった動きも代理店に期待できるポイントになるでしょう。