『リスティング広告で獲得できたコンバージョン数と実際のコンバージョン数が合わない!』『Google Analyticsではリスティング広告のコンバージョンが計測できているけど、広告の管理画面に反映されていない!』
コンバージョンが正確に計測できていないため、分析できない・レポートできないといったケースは多くあると思います。コンバージョンは様々な理由で計測されない事がありますので、原因を把握して対策をするようにしましょう。今回はコンバージョン数に違いがでる理由について、紹介していきたいと思います。
コンバージョンを重複カウントする場合
リスティング広告ではコンバージョンタグが設置されているページを同一ユーザーが何度も閲覧してしまうと複数回のコンバージョンが計測されてしまいます。実際には一度しかコンバージョンしていないのに管理画面のレポートでは2回となってしまいます。この点、コンバージョンタグを発行する際にカウント方法(計測方法)を1回(初回のみ)にすることで、重複するコンバージョンをレポートから除外することができます。Google AdwordsおよびYahoo!スポンサードサーチでは可能ですが、Yahoo!ディスプレイネットワークではできません。(2017年10月現在)
クリックした日とコンバージョンした日が異なる場合
リスティング広告のコンバージョンはコンバージョンした日に数値が反映されるのではなく、クリックした日に反映されます。
たとえば、10月15日にクリックしたユーザーが11月3日にコンバージョンした場合、管理画面のレポート上では10月15日にコンバージョンが発生します。11月2日時点では10月15日のコンバージョンは0件で、11月3日以降に1件がカウントされます。
コンバージョンの計測期間はデフォルトで30日間ですので、30日前のレポートにあるコンバージョン数は変わってしまう可能性があるということです。ちなみにコンバージョンの計測期間は最短で1週間から最長で90日間まで変更することができます。つまり90日間にした場合には90日前のコンバージョン数が変わるかもしれません。
媒体毎のコンバージョンを重複カウントする場合
リスティング広告では媒体毎にコンバージョンタグを発行して計測します。それぞれの広告をクリックした上で1回だけコンバージョンすると、Google Adwords・Yahoo!スポンサードサーチ・Yahoo!ディスプレイネットワークのそれぞれにコンバージョンがカウントされます。レポートでは3件のコンバージョンが発生し、実際には1件しかないということになり、正確な分析が難しくなります。特に最近ではリターゲティング広告が多くなっていますので、媒体を跨いだ接触機会も増えていると考えられます。
このようなケースを解消するためにGoogle Analytics(以下、GA)で横断的にコンバージョンを分析する必要があります。
GAコンバージョンと媒体コンバージョンの違い
GAを利用することで、Adwords⇒Yahoo!とクリックした後にコンバージョンに至った場合でも1件としてカウントされます。GAを見てAdwordsはコンバージョンが0件だから効果がないと断定するのは危険です。アトリビューションまで確認して、検証してみるようにしましょう。
リスティング広告の媒体コンバージョンはクッキーベース(デフォルト30日)で計測されています。それに対してGAではセッションベース(デフォルト30分)で計測されています。
GAのコンバージョンはコンバージョンした日に数値が反映されます。
GAの場合、同じセッションであれば重複コンバージョンは発生しません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?コンバージョンの計測方法は過去に変更されていますし、今後も変更する可能性がありますので、ウェブサイト上のコンバージョン数は常に正確に計測できるものではないということは知っておきましょう。
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