インプレッション（Impression）とは広告の表示回数のことです。インプ（imp）と略されることもありますし、単位としても用いられます。1回の広告表示を1インプレッション、または1インプと呼びます。
リスティング広告はクリック課金型であるため広告の表示で課金されることはありませんが、ディスプレイ広告ではインプレッション課金型の広告もあります。
インプレッションと似ている用語
インプレッションと似ていますが、異なる用語を紹介していきます。
PV（Page View）
PV（Page View / ページビュー）はウェブページが表示された回数を表します。ウェブページに広告が３か所あれば、1PVで3インプレッションが発生します。
リーチ
リーチは広告が表示されたユーザー数を指します。１人が広告を10回見ると10インプレッションでリーチは1になります。
インプレッション数の考え方
リスティング広告では『適切なターゲットに広告が表示されているかどうか』が重要になります。インプレッション数が多いから良い、少ないから悪いということではありません。
基本的な考え方としては、CV（コンバージョン）の獲得効率の良い広告はインプレッション数を多くして、獲得効率の悪い広告はターゲットを絞り込んで無駄な広告表示回数を少なくする必要があります。
インプレッション数の増やし方
リスティング広告ではインプレッション数を増やす施策を行うことで、ターゲットとなる検索ユーザーにしっかりと広告を表示させ、機会損失を防ぐことにつながります。
インプレッション数を増やすには以下の方法が考えられます。
予算を上げる
日予算はキャンペーン単位で設定することができます。もしも日予算いっぱいに予算消化している場合には日予算を上げることでインプレッション数を増やすことができます。
キーワードを増やす
設定しているキーワード数を増やすことで、インプレッション数を増やすことができます。また、今までリーチ出来ていなかったユーザーにもアプローチできるため、非常に有効な手段といえます。
入札単価を上げる
リスティング広告の掲載順位が低い場合には広告が表示されません。入札単価を上げることで上位に広告が表示され、インプレッション数を増やすことができます。
マッチタイプを部分一致にする
完全一致やフレーズ一致などを多用している場合には、部分一致を利用することでインプレッション数を増やすことができます。
無駄なインプレッションを失くす
コンバージョンを獲得できていない場合には、無駄なインプレッションが発生している可能性があります。その場合にはターゲットを絞り込んでいきます。
ターゲットを絞り込むためには以下の方法が考えられます。
キーワードを変更する
「リスティング」というキーワードで検索している人には様々なニーズが考えられます。リスティング広告を始めたい人、リスティング広告を代理店に委託したい人、リスティング広告会社の求人を探している人、リスティング広告の運用ノウハウを探している人など。
ニーズをしっかり捉えるためには「リスティング 代理店」などのような掛け合わせワードが有効です。インプレッション数は少なくなりますが、より明確な目的を持ったユーザーにターゲッティングできます。
除外ワードを設定する
キーワードを変更する以外にも除外ワードを設定する方法もあります。上記の例では「求人」や「募集」などを除外ワードとして登録しておくことで、「リスティング 求人」などのキーワードで検索した場合には広告を表示させないように制限を加えることができます。
マッチタイプを完全一致にする
部分一致でキーワードを設定している場合には、思いがけないキーワードで表示されることがあります。完全一致、あるいはフレーズ一致や絞り込み部分一致などにマッチタイプを変更することで、意図したキーワードで表示させることができます。
時間帯・曜日を設定する
コンバージョンが獲得しやすい時間帯や曜日があれば、管理画面上で設定して入札単価を変更したり、配信設定のオンオフを設定できます。
配信エリアを設定する
店舗を構えているようなビジネスの場合には配信エリアを設定することで、そのエリアのユーザーのみに広告配信することができます。
例：東京都渋谷区、神奈川県、大阪府大阪市など
年齢・性別を設定する
ターゲットとなるユーザーの年齢や性別をセグメントして、広告配信することができます。
デバイスを設定する
デバイス（パソコン、タブレット、スマートフォン）毎に配信設定ができます。入札単価の調整もできますので、コンバージョンしているユーザーがどういったデバイスからアクセスしているのか分析して反映していきます。
まとめ
- インプレッション数とは広告の表示回数
- 効率の良い広告のインプレッション数は増やす
- 効率の悪い広告はターゲットを絞り込む
インプレッションについてまとめましたが、いかがでしたでしょうか？商材によっては時間帯や曜日、シーズン毎にインプレッション数が大きく異なるので、その都度、予算や入札単価の調整が必要になります。インプレッション数が大きく変動する場合、した場合にはチェックするようにしましょう。
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