除外キーワードとは、特定のキーワードが含まれる検索クエリに対しては広告を表示させないようにする機能です。Googla Adwordsでは除外キーワードといいますが、Yahoo!スポンサードサーチでは対象外キーワードといいます。どちらも同じ意味ですので、今回は除外キーワードで統一しています。リスティング広告において成果を高めるためには除外キーワードの設定が必須ですので、是非知っておきましょう。
除外キーワード・対象外キーワードについて
部分一致でキーワードを登録していると関連する様々な検索クエリで広告が表示されます。中には検索語句に含まれていて欲しくないものもあり、無駄なクリックの発生につながってしまいます。完全一致やフレーズ一致にすることで対応も可能ですが、表示回数が大幅に落ち込んでしまうため、安易に変更するのはリスクがあります。
そこで除外キーワードを設定することで、その単語を含む検索クエリの場合には広告を表示させないということが可能になります。たとえば、「リスティング」というキーワードを部分一致で登録している場合、「リスティング 求人」でも表示されてしまいますが、「求人」を除外キーワードとして設定していれば表示されません。
部分一致でキーワードを登録している場合には必須の設定と言えるでしょう。
除外キーワードのマッチタイプ
除外キーワードにもマッチタイプがあります。
部分一致の場合には、そのキーワードが含まれている検索クエリには広告が表示されません。例:「求人」の除外キーワードの部分一致では、「リスティング 求人 業界」は表示されない。完全一致の場合には、そのキーワードと検索クエリが一致する場合のみ広告が表示されません。例:「リスティング 求人」の除外キーワードの完全一致では、「リスティング 求人 業界」は表示される。フレーズ一致の場合には、そのキーワードが含まれている検索クエリには広告が表示されませんが、順序が異なる場合には表示されます。例:「リスティング 求人」の除外キーワードのフレーズ一致では、「求人 リスティング 業界」は表示されます。
通常のマッチタイプと大きく異なる点は次のものです。
主な違いは、類義語、単語の単数形や複数形、表記のゆれや誤字などの関連パターンも除外の対象に追加する必要があることです。
除外キーワードの適用範囲
除外キーワードはキャンペーン単位、広告グループ単位で設定することができます。キャンペーン単位で除外キーワードを設定すれば、そのキャンペーンに適用されます。広告グループ単位であれば、その広告グループのみに適用されます。
また除外キーワードのリストを作成して、一括で登録することもできます。リストとして管理しておけば新しく作成されたキャンペーンに対してリストを関連付けるだけで設定が完了します。どのキャンペーンにどんな除外キーワードが設定されているのかを管理するにも便利です。
除外キーワードの選び方
除外キーワードは予め想定しておいて事前に登録しておくことが望ましいといえます。とはいっても、すべて網羅できるわけではないので、運用しながら追加していくことになります。
除外キーワードを選ぶためには、部分一致で登録したキーワードがどういった検索クエリでクリックに至っているかを検証する必要があります。Google AdwordsとYahoo!スポンサードサーチそれぞれの管理画面から検索語句のレポートを見て必要のない単語を除外キーワードとして設定していきます。先述した通り、除外キーワードリストに追加しても、キャンペーン・広告グループ単位に追加しても良いでしょう。
ディスプレイネットワークでも利用可
Google Adwordsではコンテンツターゲットという登録したキーワードに関連するウェブサイトに表示させるディスプレイ広告があります。除外キーワードをディスプレイ広告に適用すると関連するウェブサイトには表示させないということができるようになります。ただ完全に除外できるわけではないので注意が必要になります。
ディスプレイ キャンペーンや動画キャンペーンを使用している場合は、除外キーワードを使用すると、無関係なサイトや動画に広告が掲載されないようにすることができますが、ディスプレイ キャンペーンや動画キャンペーンの除外キーワードの機能は、検索キャンペーンの場合とは異なります。広告グループで使用している他のキーワードやターゲティング方法によっては、除外キーワードを使用しているサイトに広告が表示される場合もあります。
まとめ
- 除外キーワードとは特定のキーワードを含む検索クエリに対してリスティング広告を表示させないようにする機能
- キャンペーン単位・広告グループ単位で設定し、マッチタイプも設定する
部分一致でとにかく集客をしている場合には、除外キーワード・対象外キーワードを設定することで、大幅に効果改善することが見込めます。
参考②:対象外キーワードについて – Yahoo!スポンサードサーチ
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