『リマーケティング』と『リターゲティング』
非常に似ている言葉ですが、リスティング広告の運用者は使い分けています。間違った使い方をしていると、上手く会話が噛み合わない場合もありますので、しっかり把握しておきましょう。今回はリマーケティングとリターゲティングの違いについて紹介します。
リマーケティング(Remarketing)とは
Google Adwordsのディスプレイ広告(GDN)におけるターゲティング方法の一種で、一度ウェブサイトにアクセスしかことがあるユーザーに再訪問を促すための広告です。ウェブサイトにリマーケティングタグをいれておくことで、ターゲットとなるユーザーにCookieを付与することができ、ターゲットか否か識別することができるようになります。
オーディエンスマネージャーによって、特定のページを見たユーザー、特定の期間にアクセスしたユーザーなどをターゲットにしたオーディエンスリストを作成し、広告配信対象に指定します。
リターゲティング(Retargeting)とは
Yahoo!プロモーション広告のディスプレイ広告(YDN)におけるターゲティング方法の一種で、機能・仕組みとしてはリマーケティングと同じです。またYDNに限らず、その他のアドネットワーク(Facebook広告やTwitter広告など)やDSP(Criteo、FreakOutなど)でもリターゲティングという言葉が利用されます。
いずれも期間やページによってターゲットを指定する事ができ、単に訪問履歴のあるユーザーとするのではなく、より絞り込んだ配信が可能になります。
リマーケティングとリターゲティングの違い
リマーケティングというとGoogle Adwordsを指しますが、リターゲティングというとGoogle Adwords以外の広告になります。YDNのリマーケティングと言ってしまうと、結局どっちのことか分からなくなってしまいますので注意が必要です。
配信面
大きな違いは配信面にあるといえます。
リマーケティングはGoogleの提携パートナーのウェブサイトに、リターゲティング(YDN)はYahoo!の提携パートナーのウェブサイトに広告が配信されます。
YDNにはインフィード広告がありますので、通常のディスプレイ広告とともに設定しておきたいメニューです。インフィード広告については次の記事をご覧下さい。
管理と設定
GDNとYDNでは設定方法に大きな違いがあります。
GDNでは1つの広告グループに複数のオーディエンスリストを設定できます。オーディエンスリスト毎に入札単価を調整できますので、管理が楽です。
対してYDNでは1つの広告グループに1つのリストしか設定できないので、複数のリストを設定したい場合には広告グループの数も増えてしまい、管理が複雑になってしまいます。(2017年11月現在) インタレストカテゴリーについては複数設定ができるようになったので、今後はできるようになるかもしれません。
まとめ
機能や仕組みに大きな違いはないものの、使い方を間違えると恥ずかしいことになりますので是非覚えておいてください。
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