リスティング広告の成否を分ける最も重要なこと、それは「キーワード選定」です。
どんなに良い商品やサービスを提供していても、ターゲットが間違っていたらコンバージョンするものもしません。ターゲットを考えるためには、自社の商品・サービスに興味があるユーザーは、どんなキーワードで検索しているのかを想定します。それほど難しいことでもないかもしれませんが、中にはとんでもないキーワードを設定してしまっている場合がありますので、注意が必要です。
今回はリスティング広告のキーワード選定方法とマッチタイプについて紹介したいと思います。
キーワード選定3つのポイント
これからキーワードを考えるときに大事になる、キーワード選定のポイントについて解説します。
社名・ブランド名・商品名・サービス名
忘れてしまいがちな社名・ブランド名・商品名・サービス名なども、しっかり設定しておきましょう。
非推奨ではありますが、リスティング広告では競合他社の社名・ブランド名を入札することができます。つまり自社名を検索している優良な見込み顧客を他社に横取りされるリスクがあるということです。そのような事がないように、社名・ブランド名で検索されたときに自社の広告が出るよう対策をとりましょう。
ビッグワード
検索数の多いキーワードをビッグワード・ビッグキーワードといいます。検索数が多いためインプレッション数やクリック数が多く獲得できることが予想されますが、費用も多く掛かってしまうという問題もあります。また競合他社も入札している可能性が高いため、入札制であるリスティング広告では必然的にクリック単価が高くなってしまいます。
だからといって設定しなくていいということではありません。メインのキーワードであれば積極的に入札していくべきです。そのためには除外ワードの設定や地域設定、デバイス、ユーザー属性など丁寧に設定する必要があります。RLSAなども利用すると良いでしょう。
ロングテール戦略
「ロングテール」という言葉を聞いた事があるでしょうか?ロングテールとは、、、
販売機会の少ない商品でもアイテム数を幅広く取り揃えること、または対象となる顧客の総数を増やすことで、総体としての売上げを大きくするものである。
リスティング広告でいえば、検索数の多いビッグキーワードより、検索数が少ないキーワードそのものの数を増やすことで、集客しようとする戦略です。リスティング広告では一般的な戦略になっていて、数万~数十万単位のキーワードを入札しているアカウントもあります。
たとえば、ビッグキーワードが「リスティング広告」とするなら、ロングテールのキーワード(ビッグワードに対してスモールワードといいます。)は「リスティング広告 代理店」「リスティング広告 始め方」などになります。こういったキーワードの方がユーザーのニーズが具体化されているので、ビッグワードよりコンバージョンにつながりやすかったりします。
キーワードの選定方法
キーワードを考えるには、いくつかの方法があります。
まずは自分で考える(笑)
当たり前ですが、自分で考えたほうが一番早いです。いますぐにでもできるし、電車の中でも風呂に入りながらでもできます。マーケティングをする上では、ターゲットとなるユーザーがどんなキーワードを入力しているのか、考えて把握しておくべきです。
関連検索キーワード
自分で考えたキーワードができたら、実際に検索してみましょう。Googleでは最下部に、Yahooでは最上部に関連キーワードが表示されます。関連キーワードは検索数の多いキーワードである事が予想されるので、入札するべきかどうか検討の余地が十分にあります。
サジェスト機能・検索予測
関連検索キーワードと似ていますが、任意のキーワードを入力した後にスペースを入れると、次のキーワードを予測して提案(サジェスト)してくれます。こちらも検索数の多いキーワードなのでピックアップしておきましょう。また続けて何かのアルファベット(a とか b とか)を入力すると、さらにそれに合わせて表示が変更されます。
キーワードプランナー
Google Adwordsの管理画面で提供しているキーワードプランナーを利用することで、システムが自動的にキーワードをリストアップしてくれます。任意のキーワードを入力して関連のあるキーワードを見つけたり、ウェブサイトURLを入力してキーワードを抽出することもできます。
Yahoo!プロモーション広告にも「キーワードアドバイスツール」という同様の機能があるので、チェックしておきましょう。
その他サービス
キーワード選定に役立つ無料のウェブサービスは沢山ありますので、困ったときに使いたいですね。
マッチタイプを考える
リスティング広告の上級者ほど使いこなすマッチタイプですが、ビッグワードは完全一致と部分一致、スモールワードは部分一致で最初は十分かと思います。ビッグワードの部分一致は、実際の検索クエリからどういったキーワードで検索されているのか分析するのに役立ちます。次の一手を考える重要な施策になりますので、入れておくことをオススメします。除外ワード設定をお忘れなく。スモールワードは検索数が少なく十分に表示されないケースが考えられますから、部分一致をひとつ入れておけば十分かと思います。
もちろん運用する中で変更は必要になりますから、一定期間をおいて分析・検証を行ってください。
まとめ
キーワード選定は簡単なようで、奥が深いです。もちろん品質スコアやアカウント構造も考えなくてはなりませんが、まずは効果がでるキーワードの選定について時間を割いてください。コンバージョンの獲得できるキーワードでなければ、そもそも品質やアカウント構造も考える必要はないわけですから。
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