単にリスティング広告を運用しているだけでは直帰率まではチェックする事ができません。直帰率をチェックするためにはアクセス解析ツールが必要になります。アクセス解析ツールと言えば無料で利用できるGoogle Analyticsが一般的でしょう。今回はGoogle Analyticsを利用して、リスティング広告の検索キーワード別の直帰率を確認する方法について紹介していきます。
なぜ直帰率を確認するのか?
直帰率は広告効果を測る上で重要な指標になります。直帰率が高い場合にはユーザーの必要とする情報がなかった、つまりCV(コンバージョン)にはつながりにくく効果の低い広告だったといわざるを得ません。直帰率の高い広告は停止するなり、予算を下げるなりの対応が必要になります。
もちろんコンバージョン件数のみを指標として運用を改善することもできるでしょう。しかしながら、そもそも予算が少なかったりコンバージョン件数が月に数件しか獲得できない場合には、コンバージョンベースでの見直しが難しくなります。獲得できた1件が偶然なのかどうかが判断できないからです。
そこで直帰率を確認することで、効果のあるキーワードだったかどうかが分かるわけです。クリック単価が高く費用が多く発生しているにも関わらず、コンバージョンが取れていない直帰率の高いキーワードは運用停止候補となります。同じようにコンバージョンが獲得できていなくても、直帰率が低いキーワードの場合には今後コンバージョンが獲得できる見込みがあるため、そのまま運用を継続するという選択肢もでてくるはずです。
Google Adwordsでキーワード毎の直帰率を確認する
Google Adwordsの場合、キーワード毎の直帰率を確認する方法は簡単で、Google AdwordsとGoogle Analyticsを連携すれば良いだけです。もちろんGoogle Analyticsで計測するための基本的な設定も必要です。連携するためには、Google Analyticsの管理画面から指定のAdwordsアカウントへのリンク設定を有効にします。
Google Analyticsには集客 > Adwordsという項目があるので、広告効果についてはそれで確認する事ができます。
Yahoo!スポンサードサーチでキーワード毎の直帰率を確認する
Adwordsは連携するだけでしたのでカンタンですが、Yahoo!スポンサードサーチの場合には連携ができませんので、Yahoo!管理画面での設定が必要になります。キーワードの最終リンク先URLにパラメータを振るというもの可能ですが、数千・数万キーワードを入稿している場合には個別に設定をするのは少し手間が掛かってしまいます。そこでトラッキングテンプレートを利用します。
アカウント単位でトラッキングURLを設定する
Yahoo!スポンサードサーチのアカウント設定にトラッキングURLを設定する項目があります。トラッキングURLには下記のようなパラメータを付与したリンクを設定します。
{lpurl}?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=ss&utm_term={keyword}
上記のトラッキングURLを利用することでリスティング広告をクリックしたときのリンク先URLを動的に変更してくれます。{lpurl} には広告毎の最終リンク先URLが入力されます。{keyword} にはキーワードが入力されます。
Google Analytics管理画面で直帰率を確認する
上記のようなパラメータを付与すると、Yahoo!スポンサードサーチからの流入は 参照元 / メディア が Yahoo / cpc になります。さらにセカンダリディメンションでキーワードを選択すれば、キーワード毎の直帰率を確認することができるようになります。すべてのクリックに対して正確なデータを取得できるわけではないようで、(not set)になる場合も一部あります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?アクセス解析ツールを利用しないと分からないデータは沢山あります。その中でも直帰率はカンタンに調べることができ、かつインパクトの大きい指標になりますので、キーワード毎の直帰率をチェックしていない場合には、是非お試しください。
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