近年ではユーザーの興味関心に基づいて広告を配信することが当たり前になってきました。商品に対して興味を持っているユーザーに対して広告を配信するわけですから、従来と比較して広告効果は高くなってきています。
そんな中でも注目されるのが競合ターゲティングです。自社と競合する商品・サービスに興味を持っているユーザーにターゲットをあてることで、広告の効果が高くなります。ある意味「横取り」を狙うことになりますので、競合に勝つためには非常に良い方法になります。
というわけで、今回は競合ターゲティングをするための広告配信方法について解説して行きます。
ブランド名・競合社名のキーワード入札
検索連動型広告であれば、単純にキーワード入札をする方法が考えられます。競合社名やブランド名などのキーワードを設定して、ユーザーが検索したときに表示させます。
この方法は一見すると効果的ですし、業界によっては当たり前にやっています。広告文に商標を含めるのはNGですが、キーワードの入札は禁止されているわけではありません。(非推奨かもしれませんが・・・)
ただし、社名やブランド名を入札された競合会社から停止するよう連絡を受ける場合がありますので注意が必要です。その場合は素直に従ったほうがトラブルを回避できると思います。
また競合名などは関連性が低いとみなされるため、広告の品質が低く、クリック単価が高くなってしまう傾向にあります。コンバージョンは獲得できるけれど、目標とするCPAをクリアできるかどうかは検証してみる必要があるでしょう。
YDNサーチターゲティング
YDNにはサーチターゲティングというターゲティング方法があります。サーチターゲティングはユーザーの検索履歴からターゲティングできるので、競合社名や商品名を検索したことがあるユーザーをターゲットにすることで広告の効果が高くなります。
DSK
GDNにはDSK(Display Select Keywords)というターゲティング方法があります。設定したキーワードに基づいてキーワードに関連するページまたは興味を持っているユーザーにターゲティングすることができます。競合名をキーワードにしておけば、競合ターゲティングできるということになります。
プレースメントターゲット
プレースメントターゲットとは特定のウェブページに広告を掲載する機能です。
口コミやレビューサイトに競合が掲載されているようであれば、そのページをプレースメントで指定してみるのも良いでしょう。
GSP
GSP(Gmail Sponsored Promotion)はGmail内に表示される広告で、通常のGDNよりターゲティング方法が特殊です。
そのひとつにドメインターゲティングがあります。ドメインターゲティングは特定のメールアドレスのドメインを指定して、そのメールアドレスから受信していればターゲット対象とすることができます。メールアドレスのドメインとは@以下のことですね。競合他社がメルマガを配信しているようであれば、そのメルマガのドメインをターゲットに指定します。
もうひとつはキーワードターゲティングです。特定のキーワードが含まれていれば広告配信の対象になります。キーワードに競合名を入れておけば競合ターゲティングとなります。
まとめ
- キーワード入札
- サーチターゲティング(YDN)
- DSK(GDN)
- プレースメントターゲット(GDN)
- GSP(GDN)
競合ターゲティングは、かなり強力なターゲティング方法ですので、リスティング広告の効果に悩まれている方は是非ご検討ください。「横取り」ということで気が引ける方もいらっしゃるかもしれませんが、そこはビジネスですので強気に攻めて行くことも大事です。
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