リーセンシー(Recency)とは、ユーザーが広告に接触してからの期間・間隔のことです。つまり最後に広告を見てから、どのくらい時間が経っているかということになります。
リーセンシーは英語で「最近のこと」「直近のこと」を意味します。リーセント(Recent)は「最近の」という形容詞で、リーセンシーは名詞になります。
リーセンシーを適切に設定することで、広告の効率化ができると考えられます。リーセンシーについて、もっと詳しく解説していきます。
リーセンシー効果
消費者が商品を購入する際、直前に接触した広告に影響されることを「リーセンシー効果」「リーセンシー理論」といいます。
空間・行動的に購入に近い「近接性」、心理的に購入準備のできているときに広告メッセージを届ける「受容性」による2つの切り口がある。
投資効果を上げるため、高いリーセンシーを持つ消費者に対する広告露出を高める方法を考えることをリーセンシー・プランニングという。
リスティング広告である検索連動型広告が効果的な理由は、まさに商品や情報を探している人に対してメッセージを届けられ、リーセンシー効果が高いからといえるでしょう。
リーセンシー別のターゲットリスト(ユーザーリスト)作成
リターゲティング(リマーケティング)ではリーセンシー別のターゲットリスト(ユーザーリスト)を作成することで、広告の配信を最適化できます。
具体的にはターゲットリスト作成時に有効期間を設定します。ウェブサイトに訪問してから7日以内のユーザーをターゲットにしたい場合には、有効期間を7日にします。同様に14日、21日、28日と作成すると合計4つのターゲットリストができます。
- 7日以内のユーザー = 購入意欲が高い
- 14日以内のユーザー = 購入意欲がやや高い
- 21日以内のユーザー = 購入意欲がやや低い
- 30日以内のユーザー = 購入意欲が低い
作成されたターゲットリスト毎に入札単価の調整をしたり、広告文を変えたりすることで、広告効果が高まります。これがリターゲティングにおけるリーセンシー・プランニングというわけです。是非お試しください。
リーセンシーとフリークエンシー
混同される方が多いようですので、念のために。リーセンシーが時間を表すことに対して、フリークエンシーは頻度を表します。
リーセンシーは「購買の直前に広告を出すと効果的」であるのに対して、フリークエンシーは「広告を出す頻度を適切に」ということです。どちらも重要ですが、誤ったまま用語を使ってしまうと通じません。
まとめ
- リーセンシーとは広告の接触期間・間隔
- リーセンシーを適切に設定することで広告効果が高まる
リーセンシーについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?人によってニュアンスが多少異なるかもしれませんので、注意が必要です。「リーセンシー効果」「リーセンシー理論」については、正しく理解しておいた方が良さそうです。
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