ROAS(Return On Advertising Spend)とは、広告費用対効果のことです。支払った広告費用に対して、どのくらいの効果(売上)があったかを示す指標となります。リスティング広告においてはCPAなどとともに重要な指標となりますので、覚えておく必要があります。
ROASの計算式
ROAS = 売上 ÷ 広告費用 × 100(%)
ROASの計算式は上記のとおり、非常にシンプルです。10,000円の広告費用に対して、売上が50,000円だった場合のROASは500%となります。ROASが高いほど、広告の価値があるといえます。
入札戦略について
リスティング広告では様々な自動入札戦略を選択することができます。その中にはROASに基づいて自動入札(目標広告費用対効果)を行うものもあり、Google Adwords・Yahoo!スポンサードサーチとも活用が可能です。これを利用することにより、たとえばROASが高いキーワードや検索クエリに対して入札を強めて配信したり、逆にROASが低い場合には入札を抑えたりします。
ROASの計測方法
ROASでの自動入札を設定するためには、コンバージョンに対する値を設定する必要があります。管理画面から発行されるコンバージョンタグに売上となる数値を挿入します。カート機能のあるECサイトの場合にはコンバージョンごとに売上が異なりますので、動的な数値になります。
最大限の効果を出すために
自動入札はリスティング広告の作業を少なくして、最大限の効果を発揮するために役立ちます。しかし目標広告費用対効果を利用して効果を出すためには、下記の条件が推奨されています。
機械学習アルゴリズムが十分なデータに基づいて入札単価を設定できるようにし、最大限の成果を得るには、過去 30 日間に 50 回以上のコンバージョンを獲得していることが推奨されます。また、キーワード、広告グループ、キャンペーンで少なくとも数日間、上記と同じような割合でコンバージョン値を獲得していることも役立ちます。
引用:目標広告費用対効果(ROAS)による入札について – Adwordsヘルプ
- 設定するキャンペーンにおいて、コンバージョン数が過去30日間に15件以上発生している(30件以上を推奨)
- 広告グループに設定する場合は、上位のキャンペーンにおいて、コンバージョン数が過去30日間に15件以上発生している(30件以上を推奨)
- 過去30日間に、一定のコンバージョン測定による売り上げが発生している
- 直近の3日間において、5件程度のコンバージョンが発生している
引用:自動入札タイプ「コンバージョン単価の目標値」および「広告費用対効果の目標値」の設定条件について – Yahoo!プロモーション広告
コンバージョンが多く獲得できているアカウントでは、有効に機能するようです。
まとめ
- ROASとは広告費用対効果のこと
- リスティング広告ではROASに基づく自動入札ができる
いかがでしたでしょうか?コンバージョンの価値が一定でないにも関わらず、まだコンバージョンの値を設定できていないようであれば、まずは設定してみてください。
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