リスティング広告の費用を減らすことは簡単ですが、CV数まで減ってしまっては意味がありません。今回は、CV数はそのままでリスティング広告の費用を削減する方法を紹介します。
広告費を削減するということ
単に広告費を削減するのは簡単です。月額の広告予算を下げれば良いのです。リスティング広告では予算編成が自由にリアルタイムでできるので、明日からでも広告費を削減をすることができるでしょう。ただし予算を下げて今まで通りの運用をしていては、CV数の減少につながります。
そうではなく、CV数を維持したまま広告費を削減するためには、CPAを改善するということになります。
CPA×広告費＝CV数
広告費が削減されたときに見るべきポイント
リスティング広告が削減されたときには、CV数を維持するためにいくつかのチェックするべきポイントがあります。
キャンペーン別の予算配分
CPAの悪いキャンペーンに対して必要以上に予算を振り分けていないでしょうか。
CPAの悪いキャンペーンは日予算を下げて制限するか、または停止するようにします。逆にCPAの良いキャンペーンが日予算によって制限されてしまっている場合には、日予算を増額させるようにします。
クリック単価の抑制・改善
クリック単価を抑える事ができれば、クリック数を維持する事ができます。予算を削減してもクリック数が変わらなければ、CV数を維持できる可能性が高くなります。
CPA ＝ CPC ÷ CVR
無駄なキーワード停止
CVが獲得できていない、かつ予算を多く割いているキーワードを停止していきましょう。
代理店との交渉または代理店変更
もしもリスティング広告の運用を広告代理店に任せている場合には、広告代理店手数料を支払っているはずです。多くの場合はクリックコストの20％が相場になりますが、代理店によっては料率を下げることもできます。中には定額で請け負うという代理店もありますので、調べてみると良いでしょう。
代理店は変えたくない場合には、思い切って交渉してみましょう。仮に予算が10万円/月の場合、20％が代理店手数料で約1.6万円になります。代理店手数料を交渉（あるいは代理店変更）することで10％に下げる事ができれば、半分の0.8万円になり、全体予算10万円の8％が予算削減できます。
まとめ
リスティング広告の費用を削減するためには、徹底的に無駄を省かなければいけません。クリックの無駄はもちろん、代理店手数料の無駄や場合によっては社内リソースの無駄の削減ということも考えていきましょう。
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