GSP（Gmail Sponsored Promotion）とは、Gmailに表示される広告のことです。通常のディスプレイ広告と比較して、魅力的なターゲティング手法もありますので、是非チェックしてみてください。
GSPの概要
Gmailを利用される方は見たことがあるかもしれませんが、Gmailを開くとソーシャルタブやプロモーションタブがあります。プロモーションタブをクリックすると、最上部に広告枠が表示されます。これがGSP広告です。
通常のディスプレイ広告と同様に広告のクリックで課金されますが、GSPの場合はクリックするとメール同様に本文の箇所にバナーやHTML、テキストが表示されます。自社のウェブサイトにリンクしないというのが大きな特徴です。表示されたバナーやHTMLをクリックすることでウェブサイトへ誘導することができます。つまりウェブサイトへ誘導させるためには２回のクリックが必要になるわけです。
GSPターゲティング
GSPで特徴的なターゲティングは下記のとおりです。
ドメイン
特定のドメインから配信されるメールを受信しているユーザーをターゲットにすることができます。競合がメルマガなどを発行している場合には、有効なターゲティングになるでしょう。
キーワード
メールの内容と指定したキーワードがマッチしている場合に配信されます。
カスタマーマッチ
顧客のメールアドレスからターゲティングができます。また、その類似ユーザーに配信することもできます。
リマーケティングはできないのですが、顧客メールアドレスでターゲティングできるのであれば、それである程度カバーできるのかもしれません。
GSPの設定方法
GSPは手動プレースメントに「mail.google.com」を設定します。通常の手動プレースメントと変わりません。
参考：Gmail 広告の作成方法（テンプレート利用） – Adwords ヘルプ
GSPの広告テンプレート
2017年6月の時点では以下のクリエイティブが設定できます。
- 画像テンプレート
- シングルプロモーション
- マルチ商品テンプレート
- カタログテンプレート
- カスタムHTMLアップロード
カスタムHTMLによってフォームを表示させて個人情報の収集ということも可能です。ただし許可されない項目もありますので、クリエイティブの規定も見ておくと良いでしょう。
まとめ
- GSPとはGmailに表示される広告
- GSPではキーワード、ドメイン、顧客メールアドレスなどをターゲティングできる
いかがでしたでしょうか？競合他社のメルマガに対してターゲティングできるのは非常に強力な武器になりそうです。是非お試しください。
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