直帰率(Bounce Rate)とは、ウェブサイトへの訪問者が最初のページのみを見て離脱してしまう割合のことです。リスティング広告ではレポートに表示されませんので、Google AnalyticsやYahoo!アクセス解析でデータを収集する必要があります。
直帰率の定義
アクセス解析ツール後との直帰率の定義を確認しておきます。
ページを移動した場合の「直帰率」については下記条件に基づいて計測する(文中の解析IDは仮ID)。
(1)以下のケースでは、サイトの滞在時間に関係なく「直帰」として計測。
・Yahoo!アクセス解析用タグ(以下、解析用タグ)を設置したページ→他サイトへ移動
・解析用タグを設置したページ(解析ID:A)→解析用タグを設置したページ(解析ID:A以外)へ移動
(2)以下のケースでは、ページ間の移動が30分以内であれば「直帰」とはせず、移動までの時間が30分より長い場合は「直帰」として計測。
※最初のページを開いた状態で移動先のページを別ウィンドウや別タブで開いた場合も同様。
・解析用タグを設置したページ(解析ID:B)→解析用タグを設置したページ(解析ID:B)へ移動
・解析用タグを設置したページ(解析ID:C)→他サイトへ移動→解析用タグを設置したページ(解析ID:C)へ移動(本ケースでは3番目のページに移動するまでの時間が対象)
直帰とは、サイト内の 1 ページしか閲覧されなかったセッションのことです。Google アナリティクスの場合、Google アナリティクス サーバーに対するリクエストを 1 回だけ発生させたセッションを特に区別して直帰として扱います。たとえば、ユーザーがサイト内のページを開いた後で、そのセッション中に Google アナリティクス サーバーに対する他のリクエストを発生させずに離脱した場合、このセッションは直帰のセッションになります。
直帰率とは、1 ページのみのセッション数をすべてのセッション数で割った値のことです。つまり、すべてのセッションの中で、ユーザーが 1 ページのみ閲覧して、Google アナリティクス サーバーに対するリクエストを 1 回のみ発生させたセッションが占める割合のことです。
直帰率が低い場合
直帰率が低い場合には、ユーザーがウェブサイトを良く見ていて回遊してくれているといえます。商品やサービスに興味関心を高く持ってくれていることが分かります。
そういったユーザーはコンバージョンする可能性が高いため、途中で離脱してしまってもリターゲティングで再訪問をさせるなどの施策が有効だと考えられます。
直帰率が高い場合
直帰率が高い場合、あまりユーザーが関心を持ってくれていない、目的となるコンテンツが見つからないといった可能性が考えられます。なるべく多くのページを見てもらいたいなら、ウェブサイトのUI・UXを改善していきましょう。
またリスティング広告を出稿していてキーワードごとの直帰率を確認することで、有効なキーワードかどうか分析できます。コンバージョンがなかなか獲得しにくい商材の場合には有効な分析方法です。直帰率が高いキーワードの場合にはランディングページの設定が適切ではないかもしれませんので、見直してみましょう。
ただし『直帰率が高い=効果が悪い』というのは一概には言えません。1ページで構成されているランディングページや自然検索での流入を見込むブログ記事などは当然に低くなります。サイトの目的に応じて目標を設定することが大事になります。
直帰率の問題点
直帰率の問題点として、ウェブサイトへの滞在時間は考慮されないことにあります。上記に挙げたブログ記事の例でもありますが、優れたコンテンツであっても直帰率が高いということは十分に有り得ることです。
その場合にはページの滞在時間や読了率などを目標に設定することが望ましいといえます。ただし、これらの数値は一般的なタグを設置させるだけでは計測できないため、タグのカスタマイズが必要になります。
まとめ
- 直帰率とは、最初のページのみを見てサイトから離脱してしまう割合
- 滞在時間などは考慮されない
- 『直帰率が高い=効果が悪い』わけではない
直帰率について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?直帰率を分析して、ウェブサイトのデザインやリスティング広告のキーワード選定に役立ててください!
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